看護師は1日の限られた時間の中で、その日予定されている業務を全てやり切らなければいけません。
毎日の業務には、検温、清潔ケア、輸液管理、入院などのルーチン業務。
その他にも、それぞれ患者の計画に沿った看護の実施や、その日の予定している検査や治療、細かな仕事も多いですよね。
さらに急性期は患者さんの急変に加え、緊急入院も多いので、ますます時間の使い方が重要になってきます。
予期しない出来事は毎日の様に起こり、朝は「結構余裕があるな~」って思ってラウンドしても「急にやる事が増えた!終わらない!!」って事がよくありました。泣
この経験から時間管理が上手く出来る様になりたいと思い、3つの事を実践しました!
- 1日の行動計画を決める
- 時間を作る事を考えて行動する
- 常に時間を意識する
この3つのポイントを意識して行動したところ、以前より時間管理が上手くなり働きやすくなりました。
難しい事は何もないので、ぜひ今日から実践してみて下さいね。
今よりももっと時間の使い方が上手くなっていますよ!
新人看護師の私が上手く時間が使えるようになる為に実践した3つの方法
1日の時間の使い方が上手くなる方法は3つあります!
私はこの3つを意識するようになってから、緊急入院や急変にも対応できる「余裕」が出るようになりました。
簡単な事ばかりなので、ぜひ意識して行動してみて下さいね!
では、1つずつ具体的に説明していきます。
1日の行動計画を決める
朝、受け持ち患者の情報収集をしたら、今日1日どのように動くか自分の行動計画を決めましょう。
- ラウンドする順番
- 予定されている処置をどの時間でやるか
- 隙間時間は何をするか
などを勤務スタート前に考えてから仕事を始めた方が、余裕持って動く事が出来ますし、業務の「抜け」を防ぐ事にも繋がります。
その為には、自分の技量から処置や業務にかかる時間を把握しておく事が大切です!
ケアや処置にどのくらい時間がかかるのか分かっていないと、処置が終わる前に他の患者さんの予定が被ってしまう事もありますから、要注意です!
時間を作る事を考えて行動する
まず無駄な時間を減らして、時間の節約を意識しましょう!
業務を振り返って、「これ無駄だったな…」って思う事はありますか?
私がよくやっていた無駄だったなと思う事は、
- 訪室した時に点滴の残りを確認しなかったので、再度見に行った
- やっていた処置を中断しないといけなくなった
- 物品が足りずにナースステーションへ取りに戻る
など。
何度も患者の所へ行くより一度で済ませば再度行く時間を省略できますよね。
自分の行動を振り返り、無駄な時間は省き、時間を作る事を考えて下さい。
常に時間を意識する
常に時間を意識する事は一番大事!!
何かに夢中になっていると時間って早く感じますよね。
「あれ、もうこんな時間になってる!」って経験は誰でもあると思います。
時間は意識して確認しないと忘れがちです。
時間を意識して仕事をするコツは、
- 自分に制限時間を設ける事→何時までに終わらせる
- 時間を逆算して考える→リハビリが11時だから今のうちにこれをやっておこう
- タイマーを使う
など。
時間を常に考えて行動しましょう!
【経験談】新人看護師でも時間の使い方が上手くなると仕事がやりやすくなった!
今まで失敗した経験から時間の使い方を意識して行動するようになり、仕事がとてもやりやすくなりました。
1日の仕事量が決まっているので、時間を有効的に使って効率的に動くのが大切ですね。
今までに私が時間の使い方で経験した失敗と、良くなった変化を紹介します。
勤務時間内に処置が終わるようになる
時間は決まっていないけれど、日勤帯のどこかでやらないといけないケアや処置ってありますよね。(例えば、CV(中心静脈栄養)のルート交換など)
「この時間でこの処置をやる」と決めずにいたので、どんどん後回しになり、結局申し送りが終わって準夜帯で行う事がよくありました。
そこで勤務時間内で仕事を終える為に、計画的に行動するように心がけました。
朝、情報収集をしながらタイムスケジュールを決める事で、1日の行動の見通しも立つようになり、処置やケアが勤務時間内に終わらない事が減りました!
夕方の緊急入院や、患者の急変は別!
また、1日の行動計画を振り返るのも良いですよ。
「この時間でこれをやっておけば午後の忙しさが減ったかも」
「○号室行った時に□□さんの処置もやっておけば時間短縮になったなぁ」
など。
時間の使い方やスケジュール管理は、経験しながら良くなっていく事も大きいです。
簡単でいいので、振り返りをして今後の勤務に活かして下さいね!
後回しにしない
やらないといけない事が多すぎて、「これは後でやろう」と後回しにした事が抜けてしまう事が多々ありました。
抗生剤を側管から繋いで、点滴が終了したら早めに外さないといけないのに忘れてしまう
患者さんに清拭のタオルを頼まれた事を忘れそうになる
など。
事故やインシデントに繋がった事はありませんが、「抜け」はとても危険です!
社会人で時間にルーズだと困るし遅刻はもってのほかだし、特に医療におけるタイムマネジメントは非常に重要だ。薬の投与や検査・手術の時間が遅れたでは話にならないし、時間管理が患者との信頼関係構築に重要になってくる。そういった意味で遅刻や提出期限を守らない看護師は信用できない。
— madoka (@yama_yen) 2015年11月12日
ツイッターのつぶやきにもありますが、その通りですね。
時間管理が出来ると、後回しにする事がなくなり、なるべく早く実施出来る様に考えるようになりました。
隙間時間を活用出来るようになる
今まで隙間時間で何をするか、その時になってから考え始めていたので、「時間がもったいなかった」と気付きました。
隙間時間の積み重ねが、時間の余裕に繋がります。
私は時間があれば記録をする様にしていました。
どんどん記録しておく事で、夕方に記録がたっぷり残ってしまう事が減り、緊急入院の対応をする時間が作れたり、早く帰宅する事に繋がりました。
まとめ 時間の使い方が上手くなると作業効率もアップ
もう一度、時間管理の3つの方法を紹介します。
- 1日の行動計画を決める
- 時間を作る事を意識して行動する
- 常に時間を意識する
時間の使い方が上手くできるようになると、精神的にも余裕ができて周りがよく見えるようになりました。
経験していくうちに自分の処置にかかる所要時間が把握出来たり、無駄が少ないラウンドが出来ます。
ぜひ、自分に合った時間管理方法を見つけて、毎日の仕事を働きやすくしていきましょう!
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