結婚・子育てや転居、スキルアップなど様々な理由で転職を考える事があると思います。
他にも人間関係が悪い、残業が多いなどの要因も考えられますね。
Twitterでも看護師の転職に関するつぶやきが見られました。
🌺
子どもを持つと看護師としての価値観も変わりますよね。
私も小児科のある病院への転職を考えています。
🌺— かわぐっちゃん🌺ナース (@KAWAGUTI_1j9) 2019年4月29日
看護師やってると「やめたい」
って思ってもさ帰ったらぐったりなんだよね
何かやろうとしてもできなくて
ふろめしおふとん
起きたら出勤のループから抜け出せないよね。
僕が転職した時は
17連勤明けに泣きながら
転職サイトに登録したのがきっかけだったし。みんなきっかけが欲しいだけ。
— スーパーQQ看護師@あひる🐥 (@Tricolore1206) 2019年4月7日
転職しようと決意すると、希望の転職先を探す事ばかりに気を取られてしまいませんか?
「今より人間関係が良い所で働きたい!」
「もっと給与が高い病院に行きたい!」
でも、転職先ばかりに力を入れていると退職交渉が疎かになりがちです。
私は退職交渉について甘く考えていました…
退職したいと申し出れば辞められると思っていたんです。
でも実際は、師長の強い引き止めに合い、看護部長と恐怖の面談を経て…何とか退職の許可をもらう事が出来ました。
誰でも出来る事なら円満退職したいですよね。
苦労して退職した経験から、スッキリと気持ち良く退職する為には絶対にやってはいけない3つの事を実感しました。
円満に退職し、気持ちよく次の職場へ行ける様ぜひ参考にして下さい。
スムーズにいかなかった私の退職交渉
転職活動の中で一番苦労したのが、退職交渉…!
私は特に下調べや計画を立てて臨まなかったので、退職の許可を得るまでとても苦労しました。
事前にしっかり情報収集するべきだったと後悔しています。
失敗した私の退職交渉を紹介しますので、くれぐれも同じ様にしないで下さいね!
看護師長に引き止められる
私が勤めていた病院では退職予定者は夏(8月頃まで)に申し出るように言われていました。
私が退職したいのは1月だったので3か月以上も前になりますが、これがルールだと思っていたので8月に師長に1月で退職したい旨を伝えました。
しかし!
「年度末以外の退職は許可出来ない」
「3月までは働いて欲しい」
「今辞めたらスタッフみんな困る」
などと言われ、師長の引き止めにまんまとかかってしまいました。
事前に「師長がこう言ってきたら、こう返そう!」とイメトレでもしてくれば良かったと反省。
何も準備していなかった私は師長を攻略できず、初回の面談は師長からの「考えておいてね。」で終了…。
初回の面談を振り返ると自分も退職の意志が弱かったように思います。
その為相手が言ってきた一言一言に揺れてしまっていました。
師長の引き止めは面談3回まで続き、結果師長が折れて何とか年度途中での退職が認められるという形になりました。
退職を申し出ると必ず師長の引き止めに合います!
師長は超手強いので、固い退職の意志を持って臨みましょう。
転職活動している事を看護部長に怒られる
師長から「看護部長と面談をして、退職が最終決定」と言われたので看護部長とも面談しました。
部屋に入り、看護部長からの一言目
「あなた、転職先を探して面接も受ける予定なんですって?自分がワガママな事言ってるって分かってるの?今辞めるなんてみんな迷惑なのよ。」
私が転職活動している事が師長から看護部長に伝えられていました…!
自分の体調を考えての転職だったので師長には自分の体調の事を話していました。
師長は私の気持ちを理解してくれて心配する声かけもしてくれました。
しかし、看護部長は私の退職理由など全く気にする事は無く、転職活動の事、年度途中での退職の事、周りの人の事を何も考えていないなど散々言われ、面談が終了しました。
「ちゃんと病院の規則に従って早めに申し出ているのに!」と腹立たしくなりましたが、何とか1月に退職出来る事になりました。
看護師が円満退職する為にはタイミングが重要
円満退職に向けての第一歩は、退職の時期と退職の意志を伝えるタイミングが重要です!
私も退職の時期について看護部と揉めました。
しっかりタイミングのポイントを押さえておきましょう!
就業規則を確認
- 退職届を提出する期限
- 退職の意志を伝える期限
この2つのルールは退職を申し出る前にしっかり確認しておきましょう。
退職届を提出する期限は「退職届は退職日の○日前に提出する。」などと就業規則で決まっています。
他に、多くの職場では退職届の提出前に「退職の意向を申し出る」という決まりがあります。
「年度末で退職希望の人は8月までに申し出て下さい。」と私の勤めていた病院では言われていました。
また、「退職希望の何か月前には申し出る事」などとルールが決まっている事があります。
こうしたルールも引き止めを回避する為に絶対に守った方が良いですね。
退職する時期を考える
看護師は不規則勤務で夜勤もある仕事なので自分が退職する事で、少なからず職場に迷惑を掛けてしまいます。
実際に私が退職交渉をした経験では、年度末での退職の方がスムーズに退職出来そうでした。
私は1月での退職希望だったので「年度末までは居て欲しい」と言われました。
年度末は自分が抜けた後、欠員の負担を軽減しやすい時期だと言えます。
他にも、
- 人事異動の時期
- 委員会や役職の仕事が落ち着いた時期
- ボーナス支給後
などが退職のタイミングとして考えられます。
お互い気持ち良く退職する為に退職の時期もよく考えておきましょう。
看護師が円満退職する為に絶対やってはいけない3つの事
退職交渉に失敗し苦労した経験を元に、絶対にやってはいけない3つの事を紹介します。
職場の悪口や不満を言わない
人間関係や業務内容、給与についての不満などを理由に退職したいと考えている人もいると思います。
Twitterでもこのようなつぶやきが見られました。
女性看護師について。
「給料が多い。休み多い。」
ってイメージを持つ方が多いと思います。
女性看護師の夜勤って生活リズムを崩すし、月経や肌のトラブルも多い。
人の死にも直面するし.患者さんとのコミュニケーションも取らないといけないので、思ってるより精神的にしんどいよ。#看護師#RT— 皆さんが救急隊 (@Heart_Rate99) 2019年2月16日
私は師長と退職についての面談の際に自分が思っている職場での不満を伝えました。(主に化学療法についての事と麻薬についてです)
しかし、これらの理由をそのまま病院側に伝えても、円滑に辞める事は出来ません。
ネガティブな発言は相手にとっても不快に感じる事もあり、場合によっては退職手続きがスムーズに進まない事に繋がってしまいます。
私の場合は、師長から看護部長に伝わり、看護部長との面談の際にグチグチと言われてしまいました。
今いる職場に不満があって退職しようと考えている方は、そのまま正直に伝えない方がお互い嫌な思いをせずに済みます。
転職の話をしない
これも師長に「次はクリニックで働こうかと思っているんです。」なんて言ってしまって、看護部長からお叱りを受けました。
次の職場についてを伝える必要性は全くありません。
むしろデメリットやリスクの方が大きいので、転職先については教えないようにする事をオススメします。
すぐにバレてしまう様な嘘は言わない
嘘をついて辞める場合の一番注意しなければいけない事は「バレない嘘かどうか」と「引き止めづらい嘘」かどうかです。
例えば、「結婚するので辞めます。」といった場合、結婚後や出産後も働いているスタッフも多く、「結婚しても働けるでしょう」と引き止められてしまう事があります。
また「配偶者の転勤」も実際に転勤していないとすぐにバレてしまう可能性があります。
本当に辞めたい場合は正直に全てを話すのではなく、話の一部を嘘にするとバレにくくなります。
退職理由を聞かれたらどう答えるか、しっかり考えておきましょう。
看護師が円満退職するための心構え
退職は師長や看護部長からの強い引き止めに合い、精神的にもかなり大変です。
途中で諦める事が無いように、円満退職に向けた心構えを紹介します。
退職する!という強い意志を持つ
実はここが一番大切!
退職の意思表示を師長にする際は、はっきりと「退職の報告」である事を強調して下さい。
強い引き止めに合いながら退職交渉を進める事は、想像以上に大変です。
しつこく引き止められたり、キツイ言葉を言われてもめげないようにしましょう。
私ももっと強く「退職します!」とはっきり言えていれば、話し合いも短く済み、苦労する事も無かったです。
まずはしっかりと辞める意志を強く持って、明確な退職理由を考えておきましょう!
出来る限りゆとりをもって伝える
法律的には退職日の2週間前の意思表示をすれば問題ありません。
しかし、ほとんどの病院は事前に退職を申し出るしきたりがあります。
係や委員会の引継ぎもある為、出来るだけ早めに師長へ申し出ましょう。
その際は先輩や周りのスタッフに伝えてしまってから師長の耳に情報が入ると、今後の退職交渉に影響が出るかもしれません。
周りには一切伝えず、直接師長へ申し出るようにしましょう。
誠意をもった姿勢で臨む
退職交渉では、師長や看護部長から不快な事を言われる事もあります。
今の職場の不満があれば、言いたくなる気持ちもあるでしょう。
しかし残り僅かな期間であっても一緒に仕事をする為、お互い気持ち良い関係でいた方が良いです。
委員会や係など引き継ぐ事があれば後任者へしっかりと引き継ぎ、退職まで誠意ある態度で勤めましょう。
まとめ 看護師が円満退社する為に
- 大事なポイント
- 退職する強い意志を持って臨む
- 職場の愚痴や不満は言わない
- 転職先の話はなるべく言わないようにする
この3点はしっかり抑えて欲しいです。
次の職場へ気持ちよく転職出来るように頑張りましょう!
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