最近、「仕事に自信が持てない。看護師に向いてないんじゃないか。」という相談が、お悩み相談室やTwitter・instagramのDMに多く届いています。
失敗ばかりしてしまって仕事に自信が持てません。自分は看護師に向いてないんじゃないかっていつも考えてしまいます。
看護師を続けていく自信がありません。
特に看護師1年目や2年目になったばかりの方からこのような相談が多いです。
看護師7年目になりますが、私もいつも自信を持って仕事できているわけじゃないです。
何年たっても初めての処置やケア、患者さんを看るときは緊張もするし、不安もあります。
でも少しの自信があると悲観的にならずに仕事ができると思います。
みなさん「仕事に自信が持てず、看護師に向いてない…」と自分を責めてしまっていませんか?
まだ仕事に慣れていない新人看護師や若手ナースは、一つ一つの業務に対してなかなか自信を持つことができません。
また、自信を持てないことによって、様々な業務を一人で行う場合にも「これでいいのかな?大丈夫かな?」と不安になることも多いでしょう。
そこでこの記事では、自信を持って仕事ができないと悩んでいる方に向けて、今よりも自信を持てるようになる3つの方法を紹介します。
この考え方を知ることで、きっと気持ちが楽になりますよ。
今よりも自信を持って仕事ができるようになる3つの方法
私が「仕事の自信がない…」と悩まなくて済むようになった3つの方法を紹介します。
大きい自信を持つことはできなくても、少し意識してみるだけで気持ちが楽になりますよ。
今できることに目を向けてみよう
自信ない、自信が持てないと思う原因の1つが「できないことが多い」からだと思います。
特に新人看護師や若手ナースは日々新しい事を覚えたり、経験していかないといけない時期です。
でもそれは全員同じです。
何でも初めは分からないことやできないことが圧倒的に多いです。
私も異動を経験した時に、「この部署は私に向いてない。前の方が合ってた」と思いました。
でもそれは、初めて経験することばかりで自信がなかったから「自分は向いてない」って思ってしまっていたんです。
できないことばかり考えるのではなく「できるようになったこと」に目を向けてみて下さい。
昨日より、今日絶対にできることが増えているはずです。
できるようになったことに目を向けることで、小さい自信を積み重ねていきましょう。
周りと比較しない
自信が持てない原因の1つが周りと比べてしまうこと。
同期がうまくやっているのを見たり、多く実技を経験していたりすると焦りますよね。
それを見ると「自分はどうしてうまくできないんだろう」って落ち込む原因になります。
同期と比べる必要は一切なし。
周りより優れていなくてもいいんです。
昨日の自分より成長できていれば、それでいいんですよ。
小さい事でも成功したら自分を褒めてあげる
今までは自分の事を褒めたり、すごいなんて思ったことはほとんどありません。
自分で自分のことを褒めるって難しい気がしていたんです。
でも意識しないと悪い事ばかりに目がいってしまうんですよね。
だから、自分で自分のことを褒める習慣を作りましょう。
褒めることは何でもOK。
「仕事に行った。偉い!」
「お弁当作って行った。偉い!」
「入院が取れた。すごい!」
など。
日々の小さい事、ちょっとしたことでも褒めてみて下さい。
自分を褒めてあげることで、自信を失わないようにしていきましょう。
【看護師の仕事別】自信のつけ方
看護師の業務内容で自信をつけていくにはどうしたら良いのか、私がそれぞれ自信をつけた方法を紹介します。
採血や吸引などの看護技術
看護技術は何よりも経験を増やすことで、自信がついてきます。
あと、新人看護師の時に私が実践したのは、先輩にうまくなるためのアドバイスをしてもらうことです。
例えば「採血が苦手でうまくできない。」という漠然とした悩みも先輩に見てもらってアドバイスをもらうとどこが良くないのか客観的に知ることができます。
例えば、
- 採血の時に選ぶ血管が悪い(細い・弾力がない・動くなど)
- 射針を刺す場所や角度が良くない
- 血管をしっかり押さえられていないから、動いてしまっている
など、どこを自分が苦手にしているのか知ることで、上達が早くなります。
また先輩にコツを聞くのもオススメです。
採血で失敗しないためのコツや吸引でうまく気管に挿入するコツなど。
先輩は長年の経験から、アドバイスをしてくれると思いますよ。
報告や申し送り
新人看護師の時、誰もが苦手に感じることが報告や申し送りではないでしょうか。
私もすごく苦手でしたし、全く自信なんてなかったです。
でも少しでもうまくなりたいと思って意識したのは、先輩の真似です。
報告の時にどんな順番で話しているのか、申し送りで伝えている内容は何か…などを観察しました。
初めはうまくいかなくても、経験していくうちに自分なりのコツが掴めるようになってくると思います。
こちらの記事では報告や申し送りがうまくできるポイントをまとめています。
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ぜひ参考にしてみてくださいね。
職場の人間関係
職場の人間関係も難しいですよね。
特に1年目の時は慣れない人間関係によく悩んでいました。
そんなコミュニケーションの苦手を克服できたのは、相手をよく観察してどんな人なのか分かるようになったからです。
苦手意識や話しかけるのが怖いという気持ちがなくなると、自信を持って話せるようになりました。
私が人間関係を築く上で、どのようなコミュニケーションをとっていたか、こちらの記事で詳しくまとめていますので、参考にしてみてくださいね。
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自信がないから看護師に向いてないことはない
これまで自信の付け方をいろいろと紹介してきましたが「仕事に自信がないから自分は看護師に向いてない。」なんてことは全くありません。
自信はすぐにつくものではないですし、日々の小さい成功体験の積み重ねでだんだんとついてくるものです。
そして、自信がないのは全く悪いわけではありません。
自信がないから、物事を慎重に考えるし、丁寧に確実にやろうと考える。
仕事に対する自信がなくて、看護に向いてないと悩む必要は全くありません。
でも自信は少しあった方が働きやすいですから、経験しながら少しずつつけていきましょう。
まとめ
- 今できることに目を向けてみよう
- 周りと比較しない
- 小さい事でも成功したら自分を褒めてあげる
難しいことはないので、日ごろから意識してみてくださいね。
日々の悩みを相談したい方は、こちらのお悩み相談室までコメントをお願いいたします。