看護師は同僚や医者、患者とその家族など様々な人達と日々関わって仕事をしていますが、中には怖い先輩看護師や話しかけにくい医者などはいませんか?
私はいました。
また、実際に指導に当たっている同僚が、新人看護師の不満や愚痴を話しているのを聞いた事もありました。
私が新人の時も同じように先輩達から言われていたと思います…。
怖い。
噂話や愚痴を話すのが大好きな看護師の世界を生き抜くためには、良好な人間関係を築いていく努力が必要不可欠です。
- 職場の人間関係に悩んでいる
- コミュニケーションの取り方が分からない
- 良好な人間関係を築きたい
など、悩んでいる新人看護師に向けて、厳しい看護師界で何とか良い人間関係を築いてきた私が実際にやっている先輩看護師とのコミュニケーションや医者とのコミュニケーションのコツを紹介します。
新人看護師が良好な人間関係を築く為の3つの基本
- 挨拶は自分からする
- 報告連絡相談は欠かさない
- 嘘や言い訳は言わない
コミュニケーションの基本ですが、とても重要です。
このうち1つでも欠けてしまうと仕事が出来ていても、良好な人間関係を築く事が難しくなるからです。
私も日々気を付けている事なので、ぜひ参考にして下さい。
挨拶は毎回自分からする
挨拶に始まり、挨拶に終わるくらい大事です。
しかし、ただ日常の挨拶をするだけでは不十分。
重要な事は自分から積極的に挨拶をしに行く事です。
私はプリセプターや指導者の先輩に自分から「おはようございます。よろしくお願いします。」と朝一番に伝えていました。
指導や見守りが離れて、独り立ちしてからも、メンバー1人1人に挨拶は必ずやっています。
看護師は個人の仕事のようで、実はチームで協力する事も多いですよね。
受け持ち患者の予定が被ってしまった時に頼んだり、頼まれたり。
そのため、朝しっかり「よろしくお願いします。」と挨拶する事は大切です。
特に、新人看護師さんはプリセプターや指導者の先輩看護師がいますから、自分から挨拶をしに行くようにしましょうね。
しかし、あなたが
- プリセプターと合わない
- プリセプターとの付き合い方が分からない
と悩んでいる時はこちらの記事を見て下さい。
プリセプターと合わないと感じた時の対処法を書いていますので、参考にして下さいね。
合わせて読みたい
-
新人看護師がプリセプターと合わないと感じた時の上手な付き合い方のコツと対処法
新人看護師のみなさん、プリセプターと上手くコミュニケーションを取れていますか? ほんとにプリセプターさんが合わなさすぎてつらい… — 新人看護師 (@chima_48) 2019年5月29日 プリセプ ...
続きを見る
報告・連絡・相談は欠かさない
入職して始めの頃はプリセプターや指導者の先輩が常に近くにいるので、報告や相談がしやすいし、1つ1つ確認して実施していたと思います。
しかし、独り立ちすると業務に慣れてきて勝手に自己判断でやってしまったり、報告したくても周りが忙しそうで話しかけられず報告が遅れてしまったり…。
「報告・連絡・相談」を怠ってしまうと重大なミスに繋がってしまう事や周りの先輩達からの信頼も落ちてしまう事があります。
なので、不安な時は自己判断せずに相談したり、報告が必要だと思った時は後回しにしないで素早く報告するようにしましょう。
嘘や言い訳は言わない
プリセプターや指導者から注意された時、言い返したい事があるかもしれません。
でもまずは先輩の話を最後まで聞いて下さい。
その後、「実はあの時こう考えて○○しましたが、△△した方が良かったんですね。」などの伝え方をしてみて下さい。
絶対に嘘や言い訳は言わないようにしましょう。
あなたの信用はガタ落ちです。
そして一気に病棟内に広がってしまうので、今後信用を取り戻すのも大変です。
先も言いましたがチームプレーが大事な仕事なので、自分の信頼を高めるような行動をしましょう。
新人看護師が怖い先輩看護師と人間関係を築く3つのポイント
病棟にいる怖い先輩やオツボネ看護師と話すのが苦手だと感じている人もいると思います。
その気持ちよーく分かります。
私も1年目の時に同じ事を思っていました。
しかし、
↓
「報告・連絡・相談」が遅れる
↓
先輩に怒られて、さらに委縮してしまう
という負のループは最悪な状況です。
この「負のループ」にならないよう、怖い先輩とも上手く付き合っていくコツを紹介します。
自分の心を守る方法を身に付ける
言い方がキツイ人や、よく怒っている人とはなるべく話たくない…と思ってしまいますよね。
でもその人たちを避けては仕事が出来ません。
そこで、私は怖い先輩やオツボネ看護師に厳しい接し方や注意をされた時に、自分の心が傷付かないようにする努力をしました。
次の記事では良好なコミュニケーションを取るための自己防衛のコツや注意点を紹介しています。
コミュニケーションを取るのが辛いなと感じている人はぜひ、ご覧下さいね。
この記事を読む
-
嫌味や言い方がキツイ!悪口ばかりで怖い先輩看護師への対処方法
病棟に1人や2人、必ずいますよね。 嫌味を言う人、悪口を言う人、口が悪い人。 私も嫌な思いをたくさんしました。 嫌味を言われて、 「何でお前にそんな事、言われないといけないんだよー!」 って思ったり、 ...
続きを見る
この記事を読む
-
私が出会った最強のお局看護師ランキングとお局看護師対策のコツ
あなたの病院にもいませんか? 私が働いていた病院にも必ずいましたよ。 ヤバいお局様達!! でも、冷静に考えてたら、ある程度自我のある社会人3年目を廊下で叱咤して一撃で泣かせられるお局看護師すごくない? ...
続きを見る
信頼関係を作る努力をしよう
信頼関係が出来ると、自然とコミュニケーションも増えていき、良い人間関係を築いていけるようになります。
まずは、先輩看護師達との信頼関係作りをしましょう。
信頼関係は1日ですぐにできるものではありません。
そのため日々の行動が大切です。
仕事は丁寧にやる事を心掛けて、報告・連絡・相談はしっかりやりましょう。
感謝の気持ちを伝える
指導された事、教えてもらった事の中から、自分が勉強になった事や新しく気付けた事に感謝の気持ちを伝えましょう。
キツイ言い方をされるとその言い方や態度ばかり印象に残ってしまいがちですよね。
でも、「○○さんに、教えて頂いて気付く事ができました。」などと、指導された内容は肯定的に受けとめるようにしてみて下さい。
また、怒られた時あなたの人格を否定しているのではなくて、自分がしてしまった行動を注意されていると思って下さいね。
言われた事で自分が傷つく必要はありません。
そのアドバイスで「気づく事ができました。」「学ぶことができました。」というやる気をアピールして感謝できると良いですね。
医者とのコミュニケーションでやるべきたった1つの事
医者とコミュニケーションを上手に取るためにすることは1つです。
好かれる看護師を目指しましょう。
好かれると言っても、ヘコヘコしたり、持ち上げたりする訳ではないですよ。
看護師は医者の指示で動くことが多いので、医者とのコミュニケーションは大事です。
しかし、私が出会ってきた医者はみんな一癖も二癖もあるような人達ばかりでした。
医者とのコミュニケーションには、ちょっとしたコツがあります。
次の記事では、実際に医者とのコミュニケーションが上手で、好かれている看護師がやっているコツやポイントを紹介しています。
この記事を見て、理不尽に怒られたり、衝突したりしないよう、働きやすい関係を築いていきましょう。
この記事を読む
-
人付き合いが苦手な看護師でも医師と上手に付き合う為のコミュニケーション術
看護師は医師の指示で行う業務が多い為、医師とのコミュニケーションは必要不可欠! しかし… 「いつもイライラしていて怖い」 「話しかけにくい…」 など、悩む事が多いですよね。 コミュニケーションがうまく ...
続きを見る
新人看護師でも人間関係に疲れた時は環境を変える選択をしても良い
「頑張って努力したけど、これ以上は無理…」と感じたら、看護師1年目でも転職しても良いと、私は思います。
私がそう考える理由は、友人が入職3か月でメンタルをやられて看護師を辞めてしまったからです。
メンタルがボロボロになるまで自分を追いつめて、同じ職場で働く必要は無いです。
今の場所が全てではありません。
それよりも、たった1つしかない自分の心を大事にして下さい。
選択肢はたくさんあります。
「辞める」ことも出来ると考えてみると気持ちが楽になりますよ。
新人看護師の転職ガイドで転職を見つけるポイントなどをまとめでいますので、転職に興味のある方は見て下さい。
合わせて読みたい
-
新人看護師でも理想の働き方が出来る職場へ転職する方法
すい私も出勤前は腹痛と吐き気に襲われていました(泣) 「私、看護師に向いてないのかな…」って思ったことはありませんか? しかし、実は、自分が看護師に向いてないのではなく、今の職場があなたに合っていない ...
続きを見る
まとめ
コミュニケーションの基本
- 挨拶は自分からする
- 報告連絡相談は欠かさない
- 嘘や言い訳は言わない
先輩看護師と良好な人間関係を築くポイント
- 自分の心を守る方法を身に付ける
- 信頼関係を作る努力をしよう
- 感謝の気持ちを伝える
- 医者とのコミュニケーションは好かれる看護師をお手本にしよう
良好な人間関係を築く方法を紹介しましたが、今辛くてメンタルがボロボロというあなたは他の職場を探すのも一つの選択です。
職場が合っていないだけで諦めずに自分に合う職場を探すと、もっと働きやすくなりますよ。
転職をする事は全く悪い事ではないので、限界が来る前に自分を守る行動をして下さいね。
私自身も人間関係に苦い経験がいくつもあるので、私の経験が少しでも苦しんでいる新人看護師さんの役に立てたら嬉しいです。