新人看護師のみなさん、プリセプターと上手くコミュニケーションを取れていますか?
ほんとにプリセプターさんが合わなさすぎてつらい…
— 新人看護師 (@chima_48) 2019年5月29日
プリセプターとの性格が合わない
— 💉 (@_aadgjmptw_) 2019年6月4日
ツイッターでもプリセプターとの関係に悩んでいるつぶやきが見られます。
「プリセプターが怖くて話しかけられない。」
「いつも注意や怒られてばかりで仕事が憂鬱…。」
と思っている新人看護師さんは多いです。
新人看護師にとってプリセプターは精神的にも頼りにしたい存在。
しかし、上手くコミュニケーションが取れなかったり、相性が悪いと最悪ですよね…。
私自身、プリセプターとの仲は良かった方でしたが、後輩や同期の中にはプリセプターとの相性が悪く、悩んでいる姿を何度も見ました。
でもプリセプターと合わないから仕事を辞めようと諦める前に出来る事があります。
- この記事ではプリセプターと合わないと感じている新人看護師さんに向けて、
- 上手くコミュニケーションが取れるコツ
- 合わないと感じた時にするべき対処方法
を紹介します。
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新人看護師がプリセプターと合わないと感じる原因は?
「プリセプターの先輩と合わない…」と相談してくる後輩が何人かいました。
なぜ、プリセプターと合わないと感じているのか、その原因を紹介しますね。
同じように悩んでいる人はたくさんいます。
プリセプターが怖い
- 常に不機嫌
- 威圧的な態度
- 患者や他のスタッフの前で怒る
- 嫌味を言う
など、
プリセプターが怖いと話かけにくく、委縮しちゃいますよね。
そのせいで、報告・連絡・相談が遅れてしまう事があります。
そして余計、怒られるという悪循環になってしまうのです。
指導がキツイ
年目の新人看護師に自分と同じクオリティを求めてしまい、厳しく指導するプリセプターは「○○について、ちゃんと勉強して来てね。出来て無かったら明日受け持ちはさせないから。」とプリセプティに言い放っていました。
たしかに勉強はすごく大事ですが、その範囲や量が多い。
そのプリセプターは「自分も新人の時は寝ないで勉強していたんだから、これが当たり前。」といった態度でした。
また新人さんのケアの手技もダメ出しばかり。
自分と同じクオリティを求めている為、指導がキツくなりがちで、プリセプティはいつも凹んでて可哀想でした。
新人を育てる意識が低い
プリセプターなのに、積極的に指導しない放任主義!
これではどうしていったらいいのか分かりません。
厳しすぎるのも困りますが、突き放されても不安を感じますよね。
プリセプターと合わない!上手に付き合うための4つのコツ
プリセプターと合わないと感じている人に向けて、プリセプティとプリセプターでの経験を元に、プリセプターと上手く付き合う為のコツを4つ紹介します。
挨拶は基本!
コミュニケーションの基本となる挨拶をしっかりしましょう。
プリセプターだけではなく、一緒に勤務するスタッフに「おはようございます。よろしくお願いします。」は必ず朝伝えましょう!
また、指導をされた時はお礼も伝えましょう。
なるべく、教えられた事を具体的に伝えると良いですよ。
「○○さんに教えて頂いて、△△がよく分かりました。」
「□□を注意されてたので次回は○○に気を付けたいと思います。」
お礼を言われて嫌な気分になる人はいません。
伝え方も意識してみて下さい。
言い訳から始めない
プリセプターの指導で、言っている事が納得できない時や言い返したくなる時もありますよね。
私が3年目の時に入ってきた新人さんはこのようなタイプで、プリセプターが言った事や注意した事を全く聞かず、すぐに反論していました。
プリセプターも言い訳ばかりされて指導しにくいと先輩看護師に相談していました。
「でも…」
「○○しましたが…」
など言い訳から始めると相手にとっては気分が良いものではないですね。
一度「分かりました。」とプリセプターの意見を受け入れてから、自分の意見や思っている事を伝えてみて下さい。
その方が相手もヒートアップしたり、無駄に怒られたりしないで済みます。
自分から話しかける
「プリセプター怖いな~」と感じていても、頑張って自分から話しかけてみましょう!
挨拶でも良いです。
怖いからと、避けているとコミュニケーションは取れませんし、質問や聞きたい事があっても聞けませんよね。
相手が来るのを待っているだけではなく、自分からも積極的に話しかける努力をしましょう。
攻撃的な言葉は聞き流す
プリセプターによっては、
「何でこんな事も分からないの?」
「もう何回もやってるよね?一人でやって」
など、キツイ事を言ってきたり、攻撃的な言葉を言う人もいます。
その一言一言を真に受けてはいけません!
新人さんは仕事を覚える段階だから「こんな事も出来ないの?」「仕事が遅い」攻撃しやすい為、プリセプターは自分のストレスを発散させるために行っている事もあります。
そういう時は聞き流す努力をしましょう。
言われた事や悪口に傷つかないように、しっかり自分の心を守ってあげましょう。
プリセプターと合わないと感じた時の3つの対処方法
プリセプターと相性が合わないまま一緒に勤務したり、指導をされるのは辛いですよね。
ではどうしたら良いのか、具体的な対処方法を3つ紹介します。
先輩や上司に相談する
まずは信頼できる上司や、話しやすい先輩に現状を相談しましょう。
自分の思いや、困っている事を伝えて下さい。
「強く当たられていて、怖い。」
「言い方が厳しくて、話しかけられない。」
など、思っている事を素直に伝えましょう。
プリセプターの指導や態度は上司も見ています。
自分には合っていない、嫌な思いをしていると、周りに気づいてもらいましょう。
プリセプターを変えてもらう
どうしても今のプリセプターと合わないと感じていたら、プリセプターを変えてもらうのも1つの方法です。
人によって指導方法は全く違うので、仕事の覚え方も変わってきます。
始めは元プリセプターと一緒に仕事をするのが気まずい…と思う事があるかもしれません。
でも、怖くて話しかけられずに報告が遅れたり、ミスが起きてしまってはもっと大変です。
プリセプターを交代してもらう事で、指導法も変わるので、仕事の覚え方も変わってきますよ。
病棟を移動する
プリセプターを変えてもらう以外にも、病棟を異動する方法もあります。
「1年目で異動なんて早すぎる!」
「まだ病棟の事分かってないじゃない!」
なんて言うオツボネがいても聞き流して下さいね。
プリセプターが合わない以前に、病棟が自分と合っていない可能性もあります。
同じ病院でも急性期と慢性期、診療科によって仕事の内容や雰囲気も全く違います。
もし自分がやりたい看護がほかの病棟にあれば、異動の相談をしてみて下さいね。
プリセプターが合わない!入職3か月で病棟を移動した後輩Aさん
私が2年目の時に配属されて来た新人看護師のAさんは、プリセプターとの相性が悪く、悩んでいました。
プリセプターはすごく勉強熱心なタイプの方だったので、指導も厳しくなりがちで、課題も沢山出していました。
Aさんにはそれがかなりの負担で、入職してしばらくすると仕事に行きたくないと思うようになってしまいました。
配属先は急性期病棟でしたが、Aさん自身は慢性期の病棟で働きたいと思っていた事もあり、プリセプターや病棟の事を含め師長に相談。
そして、Aさんは7月に慢性期の病棟へ異動となりました。
異動後の病棟はAさんにとても合っていたようで、イキイキと仕事をしていました。
「異動出来て本当に良かった。何より看護師を辞めないで良かった。」と言っていました。
まとめ プリセプターと合わない時の対処方法
一番頼りにしたい存在のはずが、相性が合わずに悩んでいると辛いですよね。
誰でも相性の良し悪しはあります。
もし今のプリセプターと合わない、一緒に勤務するのが辛いと感じたらプリセプターを変えてもらったり、病棟異動を申し出たりして、周りの環境を変えてみて下さいね。
良い変化がありますように、頑張りましょう!
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