勉強・スキル

看護師2年目は1年目より忙しい!2年目の悩みと勉強して良かったポイント

先日ツイッターで看護師2年目の悩みを発信したところ多くの反応があり、頂いたリプライではこんな声もありました。

1年目は課題や分からない事だらけでの日々で、毎日必死に勉強して喰らいついていたのに、2年目になるとそのやる気が下がり気味に。

仕事や勉強に対するモチベーションが上がらない事に悩んでいました。

2年目では仕事もそれなりに出来る様になってきて、「これから何を勉強していったらいいのか」分からなくなり、看護や勉強が楽しめなくなっていました。

すい
勉強をしないといけないって分かっているのに、やらない、出来ない自分にもイライラして悪循環。

しかし、先輩の目も離れ、任される仕事の責任も大きくなる2年目は1年目以上に勉強が必要!

私と同じように勉強や仕事の対するモチベーションが下がってしまった人や、何を勉強していけば良いのか悩んでいる人に向けて、2年目で勉強しておくと良いポイントを紹介します。

看護師2年目は1年目より忙しい!2年目になって変わった状況

良くも悪くも先輩の目が離れ、気が緩みがちですが、仕事内容はもっとハードになりました…。

私の2年目での変化を紹介します。

病棟リーダーを任されるようになる

リーダー業務が何年目から入るかは病院によって異なってきますが、私が勤めていた病院では2年目からリーダー業務に入るようになりました。

リーダー業務をする様になり、今までよりもっと患者さんの状態把握やアセスメント能力が必要になってくると痛感!

チーム全体の患者さんの情報を把握して、スタッフに指示を出す事もあるので、責任感もより強く感じられました。

その他にもスタッフから患者さんの訴えや状態を聞き、主治医や他職種に報告や相談をするのもリーダーナースの大事な役割です。

医者や他職種とのコミュニケーションスキルも重要になり、1年目とはまた違った大変さがありました。

すい
特に医者とのコミュニケーションが大変だった…。

同じように医者とのコミュニケーションに悩んでいる方は、こちらの記事も参考にして下さいね。

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重症患者を受け持つ機会が増える

1年目では受け持つ機会が少なかった重症患者を受け持つ機会が多くなりました。

看護ケアや処置、全身状態の観察などが多い為、優先順位をしっかり考えて動かないといけません。

患者さんの様子や全身状態の変化などは、先輩看護師やリーダーにも報告しながら看護していましたが、急変する可能性もあるので、常に緊張感がありました。

私が看護師2年目の時に悩んでいた事

1年目は毎日必死で、何とか乗り越えてきましたが、2年目になると何を頑張っていけばいいのか分からなくなる時がありました。

課題が出される事も無いので、自分で勉強していかなければいけません。

1年目とは違う、2年目ならではの悩みを紹介します。

勉強に対するやる気が出ない

後輩が入り業務もそれなりに出来る様になってきて、勉強に対するやる気が下降気味になりました。

もっと勉強したいし、やらないといけないと分かっていても気持ちが付いていかず…。

勉強をやらない、出来ない自分に余計落ち込み、辛かったです。

すい
1年目の時は、がむしゃらに勉強できていたのに

勉強する課題が見つけにくい

1年目の時は先輩看護師からの課題もあったし、分からない事が多すぎて勉強する事が目に見えて分かっていました。

しかし、2年目になり何を勉強しなければいけないのか、課題やもっと勉強したいと思える分野を見つけるのが難しくなりました。

もちろんまだまだ2年目なので、やるべき事なんて沢山あるのですが、勉強に対するやる気も落ちていた時期だったので、余計に「何をしたらいいのか」悩んでいました。

仕事に対するモチベーションが保ちにくい

「頑張ろうと思うのになかなかやる気が出ない」

「本当はもっと成長したいのに、気持ちがついて行かない」

と、仕事に対するモチベーションが保ちにくい時期がありました。

勉強に対するやる気も出ず、悪循環の日々でした…。

看護師2年目の悩みを私が解決した方法

勉強や仕事に対するモチベーションが下がり気味でしたが、2つの解決策によって悩みを解消する事が出来ました。

勉強と仕事に対するやる気を出す方法を紹介します。

目標を具体的に考える

今まで業務や患者さんの疾患などを覚えるのに必死でした。

でもそれが一通り分かるようになると、目標が無くなってしまい、ただ仕事をこなす毎日になってしまいました。

すい
ルーチンワークになりがちだった。

そこで、今までの経験や興味のある事から「自分がどうなりたいのか」具体的な目標を考える事にしました。

今まで自分がなりたい看護師象を考える余裕も無かったので、とてもいい機会でした。

自分がもっと勉強したい事や出来る様になりたい事を具体的に考える事で、その目標に向けて勉強や仕事を頑張れるようになりました!

成長する為には達成できる目標を設定して、着実に目標を達成していく積み重ねが重要ですね。

この目標設定により、課題ややるべき勉強が見えてきたのでモチベーション維持につながりました。

オンオフの切り替えを大切にする

1年目は毎日必死で休日も勉強ばかりしていました。

その反動か、少し仕事が出来る様になると勉強のやる気が落ちてしまいました。

そこで息抜きも大切だと気が付きました。

すい
無理ばかりしていては続きませんよね。

やるときはやる!遊ぶときは遊ぶ!とオンオフのメリハリをつけた事で仕事や勉強のモチベーションがググッと上がりました。

私が看護師2年目で勉強して良かったポイント

私が2年目の時に実際に勉強して良かったポイントを3つ紹介します。

何年目でこれをやるべきという事は全くありませんので、参考に見て下さいね。

アセスメントを鍛える

リーダー業務や重症患者の受け持ちをするようになり、よりアセスメント能力が必要になってくる場面が増えてきました。

そこで、1年目同様に基礎の勉強はしますが、そこをもっと深く知識を広げていくような勉強が必要だと感じました。

現状の患者の状態から今後どうなっていくかもしれないのか…。

患者が「痛い」と訴えている場合には、どのような治療や看護が必要になって来るのか…。

医者と治療方針を相談したりする機会も増えるので、今まで以上にアセスメント能力を鍛えていく事が大事になってきます。

仕事としては業務に慣れ、それなりになんとなく動けるようになってきて日々の仕事がルーチンワークになりやすいです。

しかし、知識が伴っていないと自分で考えて動くことは出来ません。

この時期は先輩の目も離れます。

自分で工夫しながら、より知識を深めていくような勉強が出来ると良いですね。

BLSやACLSなど心肺蘇生法の講習を受ける

いつ患者が急変して心肺蘇生が必要な現場に当たるかは分かりません。

なるべく早い段階でBLSやACLSなどの心肺蘇生法講習を受けて学んでおくべきだと思います。

1年目の時にBLS講習を受講しましたが、もっと知識を深めたいと思い、2年目の時にACLS講習を受講しました。

日本ACLS協会では、アメリカ心臓協会(AHA)の世界基準の心肺蘇生法講習会
(ハートセイバー、BLS、ACLS、PEARS、PALS)を日本全国で開催しております。日本ACLS協会はAHAより5年連続で受講者数及びコースの質の高さを認められ、
世界最高賞の “PLATINUM AWARD” を受賞しました。
日本ACLS協会

テキストで勉強した後、実際にインストラクターの実技演習が受けられます。

そして、より質の高いCPR対応やAED使用などの基礎的なスキルをしっかり身に付ける事が出来ます。

私がいた病棟では心肺蘇生を行うような急変は、なかなかありませんでしたが、それでも自分が受け持ちの患者が急変して、救命処置をした経験は何度かあります。

そうなった時の為に、なるべく早い段階で心肺蘇生法講習を受講して、勉強しておく事をオススメします!

興味のある分野を勉強する

私はがん性疼痛に苦しむ患者さんを多く看てきて、もっと痛みを緩和7させてあげたいと考えるようになりました。

その為に自分に出来る事はもっと無いのかと、参考書以外に、院外研修にも参加して勉強しました。

このように自分の興味ある事が見つかると、その分野の知識を深めるいいチャンスです。

1年目のように課題を言われて勉強する事はありません。

すい
もっと知りたい事や、もっと出来る様になりたい事などを探してみて下さい。

まとめ

    看護師2年目が勉強しておいた方が良いポイント

  • アセスメントを鍛える
  • 心肺蘇生法の講習を早めに受ける
  • 興味のある分野を見つける

教科書通りにはいかない患者さんも多い為、観察力や分析力を高める事が必要になってきます。

その為に経験した中で、分からない事や怒られてしまった事などを調べて知識を深めていくのも重要な勉強です。

自ら貪欲に勉強していかないと成長出来ませんし、医療職は知識と技術のアップデートも必要です!

頑張り過ぎず、無理をし過ぎず、楽しみながら勉強していけるといいですね。

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