無事に看護師国家試験が終わると、4月の入職まで1か月半ほどありますね。
病院に就職したけど、配属される科がまだ決まっていないところは多いです。
そのため「入職日までに何を勉強しおくと良いのか」
「勉強以外にも何をやっておくと良いのか」
など不安に思っている看護学生さんも多いです。
私自身も入職当日まで何科に配属されるのか決まっていなかったので、何をやったら良いのか悩みました。
同じように「今、何をしようか…」と悩んでいる看護学生さんに向けて伝えたいことがあります。
それは「学生最後の春休み!ぜひ楽しんで!!!」ということ。
看護として働くことや社会人になることへの不安もあると思いますが、たくさん楽しいことをしてこの春休みを満喫してください。
でも遊びすぎて、今までの知識をすっかり忘れてしまっては入職してから困ります…。
なので、適度に勉強もしていきましょう。
入職までの間にやっておいた方が良い勉強と、勉強以外でぜひやってほしいことを紹介します。
看護師1年目の時に、私がやっていた勉強方法はこちらの記事で紹介しています。
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【看護学生】入職までにやっておいた方が良い勉強
何科に配属されるかが決まっていなくても、必ず必要な技術があります。
配属後すぐに実践するものもあるので、この期間にしっかり復習しておきましょう。
また、配属先が決まったらその科の主要な疾患や検査、看護など勉強すれば良いことなので、この期間では全ての科で共通の看護技術を勉強することをオススメします。
薬についての勉強はまだやらなくても大丈夫です。
よく使われる薬は配属された科によって異なりますし、病棟に置いている薬品も違います。
入職後すぐに、これらの薬品や救急カート中の薬品は調べないといけませんから、その時になったらしっかり勉強しましょう。
特に勉強しておいたほうが良い看護技術を3つ紹介します。
バイタルサイン測定と基準値の確認
どの診療科に配属になっても、バイタルサインは必ず毎日測定します。
そして、すぐに実践になる分野です。
実際に測定した値が基準値なのか、異常値なのか。
またその値から考えられること、患者さんの状態の予測など、アセスメントする力が必要になります。
基準値をしっかり把握しておくことはもちろん、基準値より低い時や高い時にどんな症状が考えられるのか、患者さんの全身状態のアセスメントはどうなのか、考えられるようにバイタルサインについて振り返りをしておきましょう。
清拭やおむつ交換など保清の方法
清拭の時に使う物品ややり方は、病院によって異なる部分がありますが基本は同じです。
清拭もおむつ交換も病棟配属後すぐに実践することになります。
基本的な手技をしっかり頭に入れておいて、入職後にその病棟でやっている方法を覚えるようにすると良いですね。
点滴の滴下計算
看護実習では点滴や薬剤に触れる機会はほとんどありませんでしたが、受け持ちが始まると点滴の管理も大事になってきます。
滴下計算はしっかりできるようにしておきましょう。
滴下計算が合っていないと、薬剤が早くいきすぎてしまったり、逆に遅すぎてしまったりしてしまいます。
すぐに覚えられない時や、不安がある人は計算式などをメモしておくと良いですよ。
また、点滴の管理で注意することも把握しておきましょう。
自分で注意するべきポイントがわかっていないと、観察できませんからね。
春休みのうちに、復習しておくことをオススメします。
看護師国家試験合格後から入職までに、ぜひやってほしいこと
勉強については先ほど3つ紹介しましたが、それ以外にもやってほしいことがあります。
この期間中に、ぜひ勉強以外にやった方が良いことを4つ紹介します。
規則正しい生活と食事管理
国家試験の勉強着けの毎日で、夜遅くまで勉強していた人も多いと思います。
また学校も卒業すると朝早く起きる必要も無くなり、夜遅くまで起きているなんて生活をしてしまう人も。
でも、それは勿体ない。
看護師になると嫌でも不規則勤務になります。
夜勤が始まるともっと生活リズムが崩れてしまいます。
そのため、今はしっかり生活リズムを整えておきましょう。
そして食事も大切。
特に一人暮らしの人は、日勤が続いたり帰宅が遅くなると「ご飯を作るの面倒だな…」と思うことがあります。
私も一人暮らしだったので、遅く帰って来るとご飯を作るのが面倒な時がありました。
今日もカップラーメンでいいや…なんてことをしたら3日で体調を崩しました。
そりゃそうですよね。
それからカップラーメン生活は止めたのですが、やっぱり元気に働くために食事は大切です。
就職後の一人暮らしに向けて、簡単ご飯のレシピを増やして作れるようになっておくと良いですよ。
料理は慣れればできるようになります。
旅行に行く
ぜひぜひ、旅行に行ってください!
働き始めると長期休暇がなかなかもらえません。
特に1年目は勤務希望も遠慮しがちになりますし、「一週間休み下さい」なんて言いにくいですよね。
私は初めて海外旅行に行きました。
写真は友人と行った、バリです。
国家試験勉強中も、「試験が終われば旅行に行ける!」と勉強に対するモチベーション維持にもつながっていました。
ぜひ行きたい所へ行って、楽しい思い出をたくさん作って下さい。
ゆっくりする
これも、働き始める前の今は心おきなくできることだと思います。
国家試験の疲れや、今まで頑張ったご褒美にゆっくりすることを楽しんでください。
就職してからは、休日ゆっくりしようと思っても、勉強したり仕事のことを考えてしまったり…なかなかゆっくりできません。
就職してからは、意識的にゆっくりする日を作るようにして、心と身体を休ませましょうね。
ストレス発散方法を見つける
この時期にストレス発散方法を見つけておくと、就職した後でも良い息抜きになるので、自分に合ったストレス発散方法を考えてみましょう。
私が良かったストレス発散方法は
- 岩盤浴
- ヨガ
- ボルダリング
- 友人とのご飯
- 漫画
などです。
岩盤浴やヨガ、ボルダリングも1人で行けるので、就職後も休みの日によく行っていました。
興味のあることや、やってみたかったことがあれば、ぜひチャレンジしてみて下さいね。
入職までの期間は、まとまった時間が確保できる最大のチャンス
学生でもない、社会人でもない、この時期をめいっぱい楽しんでほしいです。
勉強はほどほどに、たくさん遊んでリフレッシュしてください。
私は海外旅行にも行きましたし、以前からやってみたかったヨガやボルダリングも始めました。
もちろん、家でゴロゴロする日も。
就職に対する不安もあると思いますが、実際働き始めてから覚えたり、勉強すれば大丈夫です。
むしろ、仕事が始まってからは勉強も絶対にやらなければいけませんからね。
今は過度に不安がる必要はなく、入職に向けてたくさんエネルギをチャージしておきましょう。
まとめ 看護師国家試験終了後は楽しいことをたくさんしよう
入職後の仕事や配属先など、不安に感じることも多いと思います。
その不安を払拭するためにも、気持ちを切り替える練習だと思って、たくさん遊んでください。
看護師はストレスの多い仕事なので、気持ちに切り替えや気分転換って本当に大事です。
貴重な長期連休なので勉強も少しやりつつ、しっかりリフレッシュしてください。
学生の時に使っていた教科書や参考書は、綺麗で新しいうちに専門業者に買い取ってもらうと、とてもお得です。
入職後は配属先に合った参考書を買うことが多いので、今のうちに使わないものは買い取ってもらいましょう。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
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