噂話や陰口が好きな人って病棟に1人や2人いませんか?
私が勤めていた病棟にも噂話が大好きな先輩がいました。
周りが陰口や悪口を言っているのを聞くのもストレスですし、まして自分の事を言われていたらと思うと怖いですよね。
看護師が熱発した場合
休み連絡「また?苦笑」「今日忙しいのに困るわー」と陰口大会
無理矢理出勤「患者に感染したらどうするの」「なんで言わないの」
解熱するかと思って様子みたけど解熱せず休み連絡した場合「もっと早く言って」「調整つけられないでしょ」←早く連絡しても調整しない
— こた (@kotakotarotora) October 4, 2019
特に新人看護師は仕事もまだ完璧に出来ず、注意される事も多いのでターゲットにされてしまう事があります。
新人看護師の頃、わからないことがわからなかったから、できる限りナースコールをとった。先輩看護師から「あの子張り切ってるわ。あんなんもたへんで。一番に辞めるで」と陰口。看護師10年以上続いてます!そのときは、先輩看護師の陰口に傷ついたけど、今となっては、堂々と受け止められる自分がいる
— つかさ (@G9RKl23TutizPPk) October 7, 2019
1年目の時は気付きませんでしたが、2年目になって先輩達が後輩(1年生)の事を愚痴っていたりするのを聞いて怖くなりました。
悪口や陰口を言われたら傷つくし、心中穏やかではいられないですよね。
でも陰口や悪口を言われた時の考え方や対処法を知れば、自分が傷つく事を防いで、ストレスなく付き合う事ができます。
- 職場で悪口ばかり言っている人と上手く関わる方法を知りたい人
- 自分の陰口や悪口を聞いてしまった人
- 悪口や陰口で傷つきたくない人
へ向けて「陰口・悪口を言われた時に傷つかない為の3つの考え方と対処法」を紹介します。
陰口・悪口を言われた時に傷つかない為の3つの考え方
考え方を知るだけで、悪口を聞いたり、言われた時に自分を守る事ができます。
3つとも簡単な事なので、日頃意識してみて下さいね。
陰口・悪口を言う相手をコントロールできないと認識する
全員に好かれる事はできないし、自分の事を良く思っていない人も一定数存在します。
そして、あなたが「悪口や陰口なんて絶対に良くない」と思っていても、相手の発言を制止する事は不可能なのです。
一度自分の陰口や悪口を聞いてしまうと、
「自分の事を噂されていたらどうしよう…」
と常に考えてしまうと思いますが、自分ではコントロールできないような不安や恐怖を悩み続けてもしょうがないのです。
考えれば考えるほどメンタルがやられますから、相手の事はコントロールできないと理解した上で考えるのを止めましょう。
陰口・悪口の原因を究明しない
自分の陰口や悪口を聞いた時、「自分のどこがいけないのか」と原因を考えてしまいがちですよね。
でも、どんなに考えてもハッキリとした答えは見つからないんです。
悪口を言っている相手の機嫌が悪かったから、何となく同僚に愚痴程度に言いたかったからだけかもしれません。
本当の事は悪口を言いている本人に聞いてみない事には分からない事なのです。
だから、自分の陰口や悪口を聞いてもその原因を究明しないで下さい。
自分を責める事に繋がってしまいます。
「陰口を言う人もいる」価値観の違いを認める
「この人は陰口や噂話が好きなタイプの人間なんだ」と認めましょう。
そして「そんな人もいるのか、自分には関係ない」と流してしまいましょう。
あなたが悪口はいけないと思っていても、全員が同じ価値観を持っているワケではないのです。
そういう人達もいるんだと認める事で、悪口を言われた自分を責めたり、原因を究明しないようになります。
陰口・悪口で自分が傷つかないための5つの対処法
頭で分かっていても、実際に自分の悪口や陰口を聞いてしまうととても落ち込んでしまいますよね。
メンタルを病んでしまわないようにするために、自分が傷つかない対処法を知っておきましょう。
陰口・悪口を聞いてしまっても真に受けず「受け流す」
自分の悪口や陰口を聞いてしまっても真に受けず、受け流すようにしましょう。
相手の悪口は自分のストレスを発散したいから、機嫌が悪いからなど様々な理由で言っています。
そのため、言動1つ1つ真に受ける必要は無いのです。
また、見る人の見方によって長所も短所に見える事があります。
例えば
短所 | 長所 |
優柔不断 | 柔軟性 |
抱えこみやすい | 責任感が強い |
楽観的 | ポジティブ |
など、見る人の考え方によって全く内容が変わってしまうのです。
そのためあなた自身に問題がある訳ではないのです。
真に受けず、受け流してしまいましょう。
自分自身を褒める
日頃、自分の事を褒めていますか?
きちんと自分を褒めてあげないと、自分に自信が無い為に相手の言葉をそのまま自分の評価として考えてしまいます。
自分の良い所や頑張っている所を認めてあげれば、他人の言葉に振り回されたり傷付いたりしないですむようになります。
そのためにも、きちんと自分自身を褒めて下さいね。
陰口や悪口を言われた時、頭の中で前向きな言葉を考える
自分の陰口や悪口を聞いてしまうと、
「いつも噂されていないか」
「自分の事を話しているのではないか」
とビクビクしてしまいますよね。
私も先輩達が集まって話しているのを見ると、自分の評価や愚痴を話しているのではと不安になっていました。
でも気にしていても仕方ありません。
自分でコントロールできない事を考え続けるのは精神的にもしんどいです。
そんな時私は
「気にしない気にしない!」
「大丈夫」
「まあいいや」
と前向きな言葉を考えるようにしています。
前向きな言葉を言い聞かせて、悪口や陰口は聞き流しましょう。
仕事上の付き合いだと割り切る
いちいち悪口や陰口を言う人の言動に傷ついたり、イライラしたり、落ち込んだりしていては身が持ちません…。
悩んでストレスを溜めてしまうよりも「こういう人もいる」と割り切ると気持ちが楽になりますよ。
そのためにも仕事中心の生活になり過ぎないように、プライベートも充実させるといいですよ。
仕事に真摯に取り組む
新人看護師さんが愚痴や悪口のターゲットになってしまう原因は、仕事ができない事が多いからだと思います。
注意されたり怒られる事が多いので、先輩達は愚痴を漏らしているように感じます。
だからこそ、
- 仕事に真面目に丁寧に取り組む事
- 学ぶ姿勢を見せる事
- 感謝の気持ちをしっかり示す事
は意識して仕事をして下さい。
仕事を真面目に真摯に取り組む姿勢は、必ず誰かが見てくれています。
そして難しいかもしれませんが、先輩達に苦手意識を持ち過ぎず接して下さい。
挨拶や指導してもらった時の感謝の気持ちもきちんと伝えて下さい。
真剣に仕事に取り組む姿勢を態度でしっかり示しましょう。
また、新人看護師さんはインシデントも起しやすいです。
インシデントやミスをしてしまった後は、同じ事を繰り返さない事が重要です。
こちらの記事でインシデントを繰り返さないようにする方法をまとめていますので、参考にして下さいね。
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【体験談】大事な同期が陰口を言われていた時、私がとった行動
私が1年目の時、休憩室で同期のプリセプターと先輩達3人が同期の事をヒソヒソと話しているのを聞いてしまいました。
内容は同期の仕事の進み具合が遅い事や、プライベートに関する事でした。
後日その噂をされていた同期から「私先輩達に陰口言われている所を聞いちゃって、どうしたいいのか分からない」と相談されました。
「大事な同期の事を傷つけるなんて!!!」と思っていましたが、先輩に意見したところで変らないと思ったので、私なりに悪口に対する対処法を説明しました。
- 陰口・悪口を聞いてしまっても真に受けず「受け流す」
- 自分自身を褒める
- 陰口や悪口を言われた時、頭の中で前向きな言葉を考える
- 仕事上の付き合いだと割り切る
- 仕事に真摯に取り組む
それから、彼女なりに吹っ切れたようで先輩達といつも通りに接して、仕事を覚えていくうちに、陰口を聞く事はなくなりました。
むしろ、彼女の仕事に真剣に取り組む姿勢が評価されて、「よく頑張ってるね」といわれるくらいになっていました。
もしかしたら、私たちの知らない所で陰口は言われていたかもしれません。
でも、「相手を変える事は出来ないし、考えていても時間の無駄」と分かると周りが気にならないようになったのだと思います。
陰口や悪口に耐えられなくなったら環境を変えよう
悪口は言う方に問題があるので、あなた自身は落ち込んだり傷ついたりしないようにしましょう。
でも
「自分の心が苦しい」
「悪口を言っている先輩達と関わりたくない」
対処法を実践してみても、今の職場や人間関係が辛いと感じているなら転職するのも1つの方法です。
職場は今いる所だけではないので、陰口や悪口に耐えて我慢する必要なんてありません。
新人看護師でも転職している人はいますから安心して下さいね。
こちらの記事で新人看護師に向けた転職のアドバイスをまとめています。
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まとめ 陰口・悪口で自分が傷つかないように自分の心を守ろう
陰口・悪口で自分が傷つかないための5つの対処法
- 陰口・悪口を聞いてしまっても真に受けず「受け流す」
- 自分自身を褒める
- 陰口や悪口を言われた時、頭の中で前向きな言葉を考える
- 仕事上の付き合いだと割り切る
- 仕事に真摯に取り組む
陰口や悪口を言われるのはとても辛いですが、全て自分が悪いと抱えこ込まないようにして下さいね。